何度かレポートさせてもらっている「縁結びのカラス」が気になり、三輪神社(名古屋市中区大須3-9-32)を訪ねた。
三輪鳥居をくぐって正面の拝殿の右手「縁結びの木」、遥か上方の枝に「縁結びのカラス」達の巣があるのだが……
お分かりになるだろうか、巣は空になっていた。
宮司の春さんに、お話を聞いた。
「4つの卵のうち、3羽の雛が孵りました。
1羽は小さくて育つことが出来なかったみたいなんですが、2羽の雛は元気に育っていました」
「2羽のうちの1羽は元気に巣立ったみたいなんですが、もう1羽は巣からずっと出られない子だったんですね。
その子が……梅雨入りした10日に、巣から落ちちゃったんです!
怪我はしてない様子でしたし、巣から落ちても親たちが餌をあげてるみたいだったので、そのまま見守ることにしました。
何日か紫陽花のところで雨をしのいでたようでしたが、昨日からいないので無事に巣立ったのかもしれません」
ハラハラしながら聞いていたが、話を聞いて先ずは一安心。
御朱印を拝受する間、境内を散策することにした。
隠れているもの、いないもの。
大小も、さまざま。
三輪神社には、いつもウサギがいっぱいだ。
そして、縁結びのカラスたちが巣立ったからという訳でもないだろうが、虫たちも集まっていた。
でも、油断大敵。
君たちを狙うのは、カラスだけとは限らない。
昆虫の中でも特に目を引くのは、チョウたちだ。
とは言え、油断めさるな。
アゲハチョウは、恋の季節のようだ。
アゲハチョウの求愛ダンスを追っていたら、こんな人(?)たちも(笑)
めでたくカップル成立!?と思いきや、横恋慕が入ったようで…。
情熱的なプロポーズは、いつ終わるともなく続いた。
けれど……ご用心を。。
……あれ?
キョロちゃん発見!
ニヒルも、いた。
親カラスたちは、しきりに鳴いている。
すると……
いたいた、雛カラス。
キョロちゃんとニヒルは、この子の飛び立ちを促しているようだ。
やがて……見事に、テイクオフ。
縁結びのカラスたち、巣立ちおめでとう!
それにしても、キョロちゃんとニヒルは、気が立つはずの子育て中も、人に対して全く攻撃的にならなかったのが印象的だった。
もしかしたら、縁結びのカラスたちは、三輪神社で生まれ育ったカラスなのかもしれない。
幸せのなでうさぎも、あなたを待っている――。
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