東京、神奈川育ちの渡邉高章監督は、実は昔からドラゴンズファンだという。
3月14日(土)15日(日)に開催される【おおぶ映画祭2020】のプレ上映会 part1が1月26日(日)に行われ『レイモンド』が上映された折、渡邉監督は熱い想いの丈を出演者の星能豊に託した。
メッセージでは、2月11日(火・祝)【Yutaka Hoshino Retrospective/星能豊 特集上映】Aプログラムで上映される最新作、『別れるということ』についても触れられていた。
『別れるということ』は、全世界初上映になり、現在絶賛編集中です。
この作品は星能君が脚本・主演をつとめ、私が監督した作品です。
「俳優 星能豊」が作りたかった映画であり、今回のイベント(【おおぶ映画祭2020】)のキャッチフレーズである「映画の可能性」、つまり「人生」を思う存分、感じさせる映画になっているのではないかと思います。
どうかどうか、観に来て欲しいと思います。
【Yutaka Hoshino Retrospective/星能豊 特集上映】を企画し、上映するシネマスコーレ(名古屋市中村区椿町)と渡邉高章監督との関係は、2019年の【湖畔の映画祭】に遡る。
この時、渡邉高章監督作品である『土手と夫婦と幽霊』が主演俳優賞を獲得した。
湖畔の映画祭の審査員を務めていたのが、誰あろうシネマスコーレ坪井篤史副支配人であったのだ。
俳優・星能豊に惚れ込み、2月11日の【星能豊 特集上映】を企画した張本人である。
そして、言わずもがなだが、『土手と夫婦と幽霊』で主演俳優賞を受賞したのが、誰あろう星能豊である。
主演の星能豊、渡邉高章監督、シネマスコーレ坪井篤史副支配人、3者の映画愛が結実した一つの到達点、それが【Yutaka Hoshino Retrospective/星能豊 特集上映】なのだ。
金沢在住の星能豊は、地方発の俳優として知られた存在だ。
同じく2019年【湖畔の映画祭】で上映された『repeat in the room』(監督:長谷川汐海)を、俳優・斎藤工が雑誌「映画秘宝」に連載していた「映画じかけのオレンチ」で紹介したことも、主演である星能の名を押し上げることとなった。
「俳優・星能豊」の特集上映は意外なことに今回のシネマスコーレが史上初だそうだが、開催にあたって【湖畔の映画祭】や【おおぶ映画祭】が果たした役割を見逃すことは出来ない。
映画祭というステージは、映画を愛する者にとって、またとない出会いの場なのだ。
そして、今回の【Yutaka Hoshino Retrospective】は、まさに特集上映ならぬ「星能豊 映画祭」と呼びたいほどの内容である。
俳優・星能豊が、映画監督・渡邉高章が『別れるということ』のワールドプレミアに選んだ舞台に相応しい、特別な舞台なのだ。
※よろしければ、こちらの記事もどうぞ※
また、もう一つお知らせしたいことがある。
こちらの記事で紹介させていただく『別れるということ』のスチル写真は、なんとこの【ゴチソー尾張】が初解禁の写真だ。
1月23日にクランクアップしたばかりという『別れるということ』、ポスプロは戦場と化しているであろう。
そんな想像を絶する多忙の折、素材を提供してくださった関係各位の皆々様に、この場を借りて厚く御礼を申し上げたい。
前回の記事で各出演作品について熱いコメントを寄せてくれた星能豊が、今回は新作『別れるということ』について語ってくれた。
ありがとうございます、星能さん。
貴方の真っ赤な映画愛が、真っ直ぐ映画ファンに届くよう、手を加えずに掲載させていただく。
先ずは、地方で活動する自分のことを取り上げていただいた「ゴチソー尾張」さんに厚く御礼申し上げます。
こんなロングインタビューを僕は以前にも受けさせていただきましたが、なかなかないこの機会に感謝しております。
と同時に、今後もたくさんの方々が「ゴチソー尾張」さんに紹介されることを願っています。
『別れということ』撮影経緯
今回撮影に至ったのはシネマスコーレさんで特集上映なんて正直、いろんな意味で最初で最後だと思っているところもあり、感謝の気持ちしかないです。
地方在住の無名の俳優で特集上映って正直、暴挙だと思うんですよね。。。むしろ特集されるべき先輩俳優さんはたくさんいる。
でも坪井さんは映画館はただ良い映画を上映するだけの役割ではないと思っていて、それがいろんな企画として行われている。今回はその中のひとつで、今後もそうして僕みたいな俳優、監督、作品を育てていく企画は続いてほしいと思います。
だから感謝の気持ちを込めて、スコーレさんで最新短編をプレミア上映しようと。
お声かけいただいた坪井さん、お世話になりますシネマスコーレさんに感謝しております。
そして、ながおか映画祭、福岡インディペンデント映画祭、門真国際映画祭、福井映画祭、MKE映画祭、おおぶ映画祭、うえだ城下町映画祭などなど、シアターカフェさん、御成座さん、名演小劇場さん、大須シネマさん、元町映画館さん、京都みなみ会館さんなど、今まで僕の出演作品を上映していただいた劇場などなど、出せばきりがないくらい、関係者のみなさまのおかげでもあります。
監督、撮影、キャスティングについて
当初、上映プログラムには渡邉高章監督『川を見に来た』が入る予定で、
それとは別で、今までと違う新たな作品をプレミア上映で考えていましたが、『土手と夫婦と幽霊』で主演俳優賞をいただいたのだから、ご多忙なところを承知でやっぱり渡邉監督にお願いして、こんな機会は最初で最後かもと強引に承諾していただきました。
キャスティングは全員、僕からオファーしました。
フリーで活動する僕が自身の活動をお伝えしているのはSNS(みんな知らないと思いますがホームページもあるんですよ!笑)での発信しかなくて、今回はツイッターのフォロワーであり、実際にお会いしたことのある俳優さんにお願いしました。
あとは、オファーしたみなさんが自身の出演作品を
積極的に発信して届けようとしている俳優さんだということです。
「俳優は演技に集中するだけで、宣伝に関しては苦手なら無理にしなくてもよい」みたいなことを仰る方もいらっしゃいますが、自分の出演作品を届けようとしないという姿勢には僕は疑問を感じる部分がありまして、
端役でもしっかり出演作品を届けようと普段からSNSなどで発信している俳優さんがやっぱりいいです。
自分が出演した作品が近日上映されるというのに告知せずに、〇〇を食べました、とか、〇〇に行きました、とか〇〇を観ました、とか、もちろんいいですけど、それをアップして出演作品の上映を告知しない俳優さんを見て残念に思いました。
莫大な費用をかけて宣伝している商業映画ならともかく、インディーズ映画ならば大ヒットにつながることはなかなかなくても、届ける努力は必要だと思っています。
僭越ながら、映画に関わる方々をご紹介させてください。
監督・録音・編集
渡邉高章(わたなべ たかあき)
東京都出身。日本大学芸術学部映画学科卒。映画やドラマの現場を経て、現在は「ザンパノシアター」にて精力的にインディーズ映画を製作している。星能豊出演作品は『くにこマイル』、『多摩川サンセット』シリーズ、『あした、かえる』、『サヨナラ、いっさい』、『ジェントリー土手』、『Happybirthday Raymond』、『土手と夫婦と幽霊』、『川を見に来た』とあり、本作は十本目の出演作品になる。
渡邉監督とは一緒に苦楽を共にしました。
入選した映画祭に行って、無冠に終わり、何度もしんみりしたお酒を飲み、入選すらしない映画祭には「もうあの映画祭には出すのやめましょう!」なんて言ったこともあります。笑
僕の特集上映もうれしいですが、それよりも、渡邉監督の特集上映をやったらいいと思います。笑
今回は僕の実体験を脚色したものを渡邉監督が撮るという長い付き合いの中での初めての試みです。
撮影
アベトモユキ
2001年からプロダクションマネージャー、助監督として映像業界に入る。
2005年、CMで初演出。以降CM、MVなどでディレクターとして活動を始める。
MVでは撮影、編集も兼任。
『エレファントソング』で渡邉監督からカメラマンに抜擢される。
渡邉監督作品は今作で4本目。

アベトモユキさん(以下ボットさん)は渡邉監督作品『川を見に来た』に続いての参加です。撮影は雨にもあい、時間も限られてましたが、一番冷静なのはボットさんでした。
スチールもボットさんが担当しています。被写体の透き通る瞬間をレンズで捉えるのがとても上手な方だと思います。撮影合間にお土産の加賀棒茶を飲んで、まったりしていました。銭湯が好きで、いろいろ教えてもらいました。
あたたかいものが好きみたいです。
音楽
隙間三業(sukimasangyo)
新潟県上越市出身の3ピースインストロックバンド。リットーミュージック社主催のベースコンテストの優勝経験もあるmotoyaを中心に結成され、2009年に初ライブ。ドラムとベースが兄弟で、ベースとギターが幼なじみという3人から放たれる一体感のあるリズム感が持ち味。クラブミュージック的な繰り返すリズムにロックリフを乗せ、グルーヴで体を揺らす音楽を信条としている。ファンク、ミニマルミュージック、アンビエント、マスロックやプログレッシブロックの要素も精力的に取り込み、ライブにおいてはアドリブやジャムセッションも多用し会場を沸かしている。2010年に自主制作ミニアルバム「253」、2014年にカフェオレーベルから1stアルバム「隙間三業」、2018年に同レーベルより2ndアルバム「kitsutsuki」を発表。
渡邉監督が「fubuki」という曲のMVを撮っていて、それを観て、かっこいいなと素直に思いました。
何かご一緒できるタイミングがなかったのでこの機会にとお声かけをさせていただき、仮編で観たときに既製の曲ですが、ぴったりハマったときには素晴らしき鳥肌が立ちました。
キャストがミーティングのシーンで着用しているアクセサリーは金沢在住の金工作家・竹俣勇壱さんによるものです。
映画『恋の手本』(高野充晃監督)ではコメントもいただきました。
僕がアパレルに勤めていた頃から、もう15年以上前からお世話になっている、孤高の作家さんです。
金沢で「KiKU」「sayuu」と二店舗展開していて、さらに新しい工房を近日発表するそうです。
既にその工房には作家やアーティストなどが全国から遊びに来ています。
衣装
カミフクモトジュン
海外留学、文化服装学院を卒業後、鹿児島で古着屋「tone」をオープン。
MV、映画等のスタイリングを行なっている。
渡邉監督作品『川を見に来た』に続き今作も衣装を担当する。
衣装は大親友のカミフクモトジュンさん。今は鹿児島県で古着屋「tone 」を営みながら、映画やMVのスタイリングもされています。脚本を熟読し、僕自身気がつかないところもジュンさんから教えていただくことがあります。
当日、「tone」名刺がわりにもなっている「映画談義Tシャツ」を販売いたします。
彼が手がけた作品を特集上映したらいかがでしょうか、鹿児島県の劇場さま。地方で楽しいこと、できたらうれしいです。
キャストについて
長浦恵太役
星能豊
東京での活動を経て、現在は金沢市在住。2019年湖畔の映画祭にて渡邉高章監督作品『土手と夫婦と幽霊』主演俳優賞受賞。
今作では自主製作映画団体に録音部として入団する長浦を演じる。
今回、実体験を脚色してホンを書いてみました。「自主映画ってわかりにくい」とよく言われるので、わかりやすい出会いと別れの話にしました。
演技について自分の中では実験的なところが(自身の課題として)ありましたが、詳細は当日観ていただいてからのアフタートークでお話しようと思います。
田上秀人役
美南宏樹
香川県出身。映像作品を中心に活躍。amazarashi MV
「 リビングデッド」再教育官役(ネット公開中)
谷崎潤一郎原作Antonio Au監督
映画「偏愛〜青塚氏の話」主演(劇場公開予定)
渡邉監督作品初参加となる今作では自主製作映画団体の代表・田上を演じる。
田上役・美南さんはよく映画祭などでご一緒したことがきっかけで、今回お願いしました。
さみしさや悲しさの表情がとてもよくて、その表情がよすぎるから、ふと笑顔になったときのギャップがさらに演技の深みを増して素晴らしいシーンを撮ることができました。
小松駿役
常間地裕
神奈川県生まれ。現在は多摩美術大学にて演劇を学ぶ。大学2年次に映画美学校フィクションコースに入学。同校初等科修了制作作品『なみぎわ』が国内多くの映画祭にて入選、上映され5つの映画祭でグランプリを獲得。MOOSIC LAB 2019にて初長編映画『ゆうなぎ』が公開。
今作では、自主製作映画団体の監督である小松を演じる。
小松役・常間地さんは『なみぎわ』という監督作が各地の映画祭で高い評価を受けていて、なかなか本人とご一緒する機会がなかったのですが、愛知県大府市の【おおぶ映画祭】でやっとご本人とお会いすることができました。
監督だと思っていたら元々は現役で多摩美術大学で演劇を学んでいる俳優さんでした。
その後『ゆうなぎ』を監督する常間地さんは金沢在住と知っていながら僕をオファーしてくださったのです。
持ちつ持たれつというのもありますが、純粋に常間地さんの演じるところを僕が見たかったのでお願いしました。ご本人いわく、これからは監督をメインに活動していくそうで、俳優としてはもしかしたらこの作品が最後かもしれません。もうそれだけで貴重。
橋立麻耶役
松井美帆
大阪府出身。中学時代から児童演劇の舞台に立つ。フリーの役者として活動していた大学時代、zampanotheaterに参加。「多摩川サンセット」「サヨナラ、いっさい」「エレファントソング」などのzampanotheater作品に出演。
今作では、自主製作映画団体の撮影部である橋立を演じる。
橋立役・松井さんは『多摩川サンセット』や『サヨナラ、いっさい』などでもお世話になっております。
だいたい松井さんが出演している作品は映画祭で入選、受賞しているので、僕にとってはパワースポットじゃないや、パワーパーソン?笑
そんな松井さんを常間地さんをはじめ、いろんな俳優とのかけあいが見たいというのもあり、かなりうれしい組み合わせとなりました。
そして、松井さんご自身のお子さまとのお芝居も松井さんにしか出せない演技で見所でもあります。
鞍月奈美子役
梢栄
宮崎県出身。洗足学園音楽大学にてミュージカルを専攻。卒業後、演劇を中心にフリーの俳優として活動。2016年より劇26.25団に所属。以降、全作品に出演。
渡邉監督作品3作品目の参加となる今作では、自主製作映画団体の制作部である鞍月を演じる。
鞍月役・梢栄さんは
初顔合わせのキャストさんに「こずえさかえさんですか?」と言われていて、僕も昔そう思ったなあと懐かしさも感じました。正しい読みは「こずえ」さんです。梢栄さんは『ピンぼけシティライツ』『ジェントリー土手』『Happybirthday Raymond』に出演していますが、一緒にお芝居をしたことがなくて、東海林毅監督特集上映の時に池袋シネマ・ロサで久しぶりにお会いしたときの異常なテンションをおぼえていて(面白かったなあ、ヤイヤイヤイとか言いながらずっと手を叩き合うというよくわからない行為)今回、舞台稽古かけもちになるのに「やります」とお返事来たときは、負けず嫌いマックスな人だなと思いました。背負っているものが違う、彼女は。
あ、名前のことで言うと、僕はよく星能を星野と間違えられ、ホシノウさんや、セイノウさんと呼ばれたりしますが、正しいのは 星能と書いてホシノと呼びます。
ついでに言うと、渡邉監督も「なべ」という字は右下が口となる渡邉が正しい表記で渡邊ではございません。
そしてこれからご紹介する藤原さんは「ふじわら」ではなく「ふじはら」さんです。
戸板香織役
藤原未砂希
長野県出身。
映画・ドラマ・バラエティ・CM等に出演。
役柄も幅広く、コメディからトラジティまで
ジャンル問わず個性的なキャラクターを演じる。近年ではインプロショー、イマーシブシアター、ホラーイベントに出演するなど
映像以外でも活躍の場を広げている。
今作では、自主製作映画団体の助監督、制作補佐である戸板を演じる。
戸板役・藤原さんは映画『センターライン』(下向拓生監督)で声の出演でした。
声なのでご自身は映像には姿は見えない。アフタートークで司会もしていたんですが、「おまえは誰だ?誰なんだ?そうです、声での出演です」みたいなユーモアあるトークがとても印象的でほぼ毎日、出演作品のために劇場に通っていたんです。
作品を届けるためにも親身になって活動されている藤原さん。
他にもたくさん作品にご出演されている大先輩である藤原さんとぜひご一緒したくお願いしました。
今回ヘアメイクをつけられなかったので、みなさんご自身でされています。松井さんや梢栄さんはもちろん、藤原さんのヘアメイクも僕はとてもよかったと思います。シーンのことをちゃんと考えている。これは数々の作品に出演していないと考え行動できないなと。監督の演出も必要ですが、そこに頼らずに自分でしっかり役を作ることができる方です。勉強になりました。
地方での活動について
地方については良くも悪くも考えることたくさんあります。
とある映画祭では久しぶりにお会いした俳優に「まだ、金沢でやってたんだ、ふーん」と言われて残念でした。
「金沢や地方に戻った時点で負け」みたいな。
たしかに本気で俳優やるなら東京のほうが明らかにチャンスはあるとも思います。
でも金沢でも舞台を観に行ったら本当に上手い俳優(僕ではない)がたくさんいます。
そして、地方のほうが映画を撮っている人も少ないし、いたとしてもなかなか出会えるきっかけがなかったりします。まわりでも「最近俳優活動はどうなの?」と言われて「大変です」と答えたら満足そうに「そうだろ、そうだろ」と風当たりも強いです。笑
でも言われてあたりまえだと思う。
尊敬している監督は「役者やってて、ちょっと有名な人と共演したり、ちょっと賞とかいただいたところで、誰も見返せないよ」と。
これはとても思いました。
くやしい思いをしてもそのパワーを作品に費やす。
日々、できることを続けていきます。
先日、金沢で撮影がありました。『別れるということ』撮影があったのでオーディションを受けられなかったのですが、メインキャストの『ゆうなぎ』にも出演されてた田中爽一郎さんが「金沢にホシノさんて俳優がいるよ」と監督にお伝えいただいたことと偶然監督が東京で出演作品を観ていただいていたのでワンシーン呼んでいただきました。こういうのうれしいです。
近くだと岐阜では もりとみ舞さんはひとり芝居を、涼夏さんは上映会を喫茶星時さんで企画したりしていますし、先日お会いした名古屋の喫茶Riverさんではダンサー/振付家の堀江善弘さんも面白い企画をしています。
地方でもいろんな人たちとお芝居したり、できることを発信したいと思います。
僕は自信のなさから、まわりになかなか「俳優になりたい」とか言えませんでした。そんなこと言っていたらこの厳しい世界ではやっていけないよと怒られたこともあります。でも自信がないということとも素直に向き合いながら、演じることに情熱を注いでいます。
自信のなさから厳格な父にはもちろん言えず、父は突然倒れて2週間意識不明のまま亡くなりました。
やっぱり「俳優になりたい」と言えませんでした。その後、東京に上京して俳優活動を始めたので作品ももちろん観せることができませんでした。
そんなふうに、突然別れというものはやってきます。
そんなことを映画にしてみました。
映画『別れるということ』
2月11日、名古屋シネマスコーレさんにてプレミア上映です。
Aプログラム(18:30〜)の上映です。
Bプログラム(20:30〜)には上映されませんが、名古屋初上映となる『ちかくて、とおい』トリは同郷・東海林毅監督『ピンぼけシティライツ』です。
各回、シネマスコーレ・坪井さんはもちろん、監督、キャスト、いろんな縁をつないでくださった【おおぶ映画祭】プロデューサー・辻さんなどなど、たくさんのゲストとアフタートークも物販もございます。
(物販たくさん買ってくださーい!!)
愛知、名古屋でみなさまと熱い1日を過ごし、金沢に戻って、亡き父やお世話になっている方々へお土産話を持って帰りたいです。
2月11日、シネマスコーレにて
ご来場をお待ちしております。
※長文、お読みいただきましたみなさま、お祝いのコメントをいただきましたみなさま(コメントはフライヤーに掲載されています)
後援、フライヤーを置いていただいたり、宣伝告知にご協力いただきましたみなさまに、あらためて、御礼申し上げます。
星能 豊 拝
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