8月31日(土)に開催された『マジカルコネクションvol.86 行く夏を惜しむ男たち女たち days1』(山本タダシプロデュース)、ライブレポートの後編をお届けする。


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【マジカルコネクション】@カフェあらたるとライブレポート 松ノ葉楽団(ケガニ+パックワン) 磯たかこ 加藤岳


加藤岳、磯たかこ、松ノ葉楽団(ケガニ+パックワン)、3組のアクトが終了し、カフェあらたると(名古屋市千種区今池)は、上野マスター特製の「エンドレス枝豆」に打たれる舌鼓もあって大盛り上がりであった。


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そんな喧騒の中、まだライブ開始を報せる客電の消灯もないうちに、ピアノの演奏が始まった。

瞬時に静まり返った店内の照明は徐に落とされ、ライブのラストを飾る富山優子のピアノ演奏は続く。


しかし、まだ演奏している曲の演目が分からない。

インプロヴィゼーションが1分ほど続いた頃、記者にもようやく曲名が分かった。


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1.Intro

アルバム『Fomalhaut』より。

「Wake up, wake up, a beautiful morning...」で始まる全編英詞の曲だが、日本語訳すると中々に不穏な内容が浮かび上がってくる。

You can do anything what you want.


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2.フォーマルハウト

アルバム『Fomalhaut』より。

曲のタイトルになっている「フォーマルハウト」とは、みなみのうお座のα星。

全天で21ある1等星の中の一つで、秋の星座の1等星は南の空を白く照らすこの美しい孤星だけである。

彼女の「弾き語り四部作」の中の最新アルバム『Fomalhaut』のタイトル曲であり、オープニングを飾る名曲だ。


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富山優子 【マジカルコネクション】、何度も呼んでいただいてありがとうございます。東京から来ました、富山優子と申します。名古屋には、結構しょっちゅう来てます(笑)。もう夏が終わってしまいます。私は夏が大っ嫌いなので、終わってしまって嬉しいんですけど(笑)。次の曲は、夏の終わりの状況を歌った曲です。


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3.若草の頃

アルバム『おおグリーン』より。

過ぎ去らんとする赤夏を惜しむ歌であり、若かりし青春の恋を悔いる、白秋の歌。


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4.おおグリーン

アルバム『おおグリーン』より、タイトル曲。

美しい旋律と相俟って、叙事からゆっくりと叙情へと移り行く歌詞が、豊かに、深く作品世界へと導く。


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富山 見かけによらず、スポーツが好きです(場内笑)。去年は水泳を頑張ったり、ランニングしたり、結構熱心にやってたんですけど……今年の春にスキーで骨折して、ずっと鉄板が入ってるので、海で泳ぎたかったなという後悔だけはあります。次の曲は、ワーッて運動したり、子どもが走り回ったり、そんなイメージです。


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5.ワンダーワールド

アルバム『Fomalhaut』より。

「泣いちゃうのは心なんだから」の歌詞が、この日は「子どもなんだから」と歌っているように聴こえた。

空耳だろうか……?


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6.光のトレモロ

アルバム『Fomalhaut』より。

自己が地球に、宇宙に同化するような奇妙な感覚から、不図「個」に引き戻される時の、遣る瀬無い感情を唄った歌……と、勝手にそう思っている。


観客席からの大きな拍手は、あっという間に手拍子となった。

アンコールの熱い要求である。


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enc. わたしたちは、たった、ひとりだ。

アルバム『Fomalhaut』より。

終演後の拍手は一段と大きく、あらたると前を通りかかった歩行者を振り向かせるほどであった。

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そして、時を移さず出演ミュージシャン全員が、ステージに集結した。

今宵のエンディングセッションは、ビーチ・ボーイズの『Don't worry baby』。

マジカルコネクションの仕掛人・山本プロデューサーが、大変な日々を送っているため、誰かにそう言ってほしくて選んだ曲だとか。


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ステージ後、富山にステージの感想を、そして「富山優子トリオ」のファーストアルバム『Beautiful Harmony』の感想を告げた。


更なる朗報を聞くことが出来た。

11/23(日・祝)に開催される【マジカルコネクションvol.89】に、富山優子トリオが出演予定だという。

この日のマジコネには、磯たかこ率いる「sweet sunshine」も出演予定とのことで、valentinedrive(名古屋市千種区今池)でのステージが今から待ち遠しい――。


富山優子 公式サイト

http://www.tomiyama-yuko.com/index.html