新人監督と無名の役者たちで作ったワークショップ映画が、今日本映画界を席捲している。2018年7月21日(土)、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町)で東海地方のロードショー初日を向かえた映画『カメラを止めるな!』は、レイトショーにも係わらず午前中でチケットが完売しただ ...
エンタメの皮を被った衝撃作!ジェレミー・レナー×エリザベス・オルセン『ウインド・リバー』レビュー
【第70回カンヌ国際映画祭(2017年)】『ある視点部門』に出品され、監督賞を獲得した話題作『ウインド・リバー』(監督・脚本:テイラー・シェリダン/107分)が、ようやく日本でも公開となる。主演は『メッセージ』(監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ/2016年/116分)のジェレ ...
“Okay”と言うのは止めろ、Okay?【第2回 柳英里紗映画祭】潜入レポート
柳英里紗 ルール説明をします。【柳英里紗映画祭】は、お酒を買いに行くのと、トイレに行くのは、いつでも自由です(笑)。私、めちゃめちゃ喋るんで……平気で5~6時間喋り倒しますんで、トイレや飲み物を我慢して本当に体調を悪くなっちゃったりするといけないので。映画を ...
【牛玉山 観音寺】副住職のライブペインティング
今回は、【津島でら寺巡り】との共同特別企画津島市の企画した【津島てら・まち御縁結び】で行われた描画実演で撮影した写真を、動画に纏めてみた【牛玉山 観音寺】長谷川副住職のライブペインティング会場となったのは、津島ゲストハウス『げた家』(津島市天王通り1-21)壁一 ...
おとぎ話より残酷『祝福 〜オラとニコデムの家〜』レビュー
少し前の話になるが、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 サイレンス』(2016年/161分)を観た後、映画仲間……否、シネフィルの大先輩と、感想を語り合った。私が「キリスト者でないので、殉教というものを理解することができない。これでは作品の本質に辿り着くのは難しい ...
この人なくして 『返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す』レビュー
井浦新は、立ち居振る舞いで役に生命を吹き込める、稀有な俳優だ。『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008年)『キャタピラー』(2010年)『海燕ホテル・ブルー』(2012年)『千年の愉楽』(2013年)と、晩年の若松孝二監督作品に無くてはならない存在だったのは、今でも印象深 ...
足立梨花 田村侑久(BOYS AND MEN) 秦建日子監督『キスできる餃子』舞台挨拶レポート
世界初の「餃子」×「LOVEエンターテイメント」映画、『キスできる餃子』。公開3日目の6月24日(日)、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋市中村区名駅)スクリーン1には、秦建日子監督、主演の足立梨花、そしてご存知 名古屋発エンターテイメント集団「BOYS AND MEN」青担当・ ...
映画があって、よかったね『ラストラブレター』舞台挨拶レポート
「ヒューマノイドというのは、これからの時代、悲しみを減らしてくれる存在になっていくと、私は信じています」「それは、楽しみですね」セールスマン(多田亜由美)の言葉に、隆(ミネオショウ)は相槌を打つ。2年前、晶子(影山祐子)を突然の事故で亡くした隆は、ヒューマノイド ...
無秩序の日常 混沌の平穏 『ガザの美容室』レビュー
美容室のアシスタントとして働くウィダト(マイサ・アブドゥ・エルハティ)は、見合いをしつこく勧める母にうんざりしている。彼女の恋人アハマド(タルザン・ナサール)は薬物や武器を売買するマフィアの一員で、パレスチナを実効支配するハマスからも目を付けられている。クリ ...
女子視点の『卒業』?? 『母という名の女』レビュー
メキシコから、一筋縄では行かない映画が届いた。『Las Haijas de Abril』(2017年)という103分の作品で、日本では『母という名の女』という邦題で首都圏及び大阪は6月16日より公開が始まっている。名古屋では6月23日(土)より 、名演小劇場(名古屋市東区東桜)で公開となる。『 ...