津軽三味線。そう聞くと、じょんがら節を思い起こす人が多いだろう。そんな「津軽よされ節」「津軽小原節」と並ぶ津軽三大民謡の一つ「津軽じょんがら(じょんから)節」だが、そもそもは三味線を伴奏として唄われる民謡を指すことを知る人は少ないだろう。津軽民謡における分 ...
銀幕を彩る光と陰『輪違屋糸里 京女たちの幕末』レビュー
12月15日(土)に全国ロードショーが始まる『輪違屋糸里 京女たちの幕末』は、歴史小説の第一人者である浅田次郎の『輪違屋糸里』を原作としている。浅田が新選組を題材としたのは『輪違屋糸里』が二作目になるが、第一弾に当たる『壬生義士伝』は滝田洋二郎監督により映画化(2 ...
「『銃』は、こう観ろ!」武正晴監督 奥山和由プロデューサー共同インタビュー
2018年11月17日(土)、いよいよ本日よりロードショー公開となる、『銃』(97分/R15+)。『銃』は、芥川賞作家・中村文則が今も偏愛しているというデビュー作で、原作に惚れ込んだ奥山和由プロデューサーが、数々の難現場を共に潜り抜けた盟友・武正晴監督(『百円の恋』2014年 『 ...
鬼龍院翔『Love Days』MVの“腐女子”は、誰??
ゴールデンボンバー鬼龍院翔『Love Days』のミュージックビデオが話題だ。『Love Days』は鬼龍院翔のアルバム『個人資産』(12/5発売)の一曲で、現在先行配信中。『個人資産』は、鬼龍院が他アーティストへの提供曲をセルフカバーしたアルバムで、『Love Days』は大国男児(대 ...
悲喜交々の『青空侍』【第五回もーれつ!原恵一映画祭いん名古屋】潜入レポート
ジャンル、制作形態を問わず作品を精力的に発表し、国内外にその名を轟かせた、鬼才・若松孝二監督。今も日本映画界の至宝たり続ける若松監督の創った映画館が、愛知県にある。地元のみならず全国のシネフィル達にその名が知れ渡る、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町)だ。 ...
真っ赤な、モノクローム『銃』日南響子 武正晴監督 奥山和由プロデューサー舞台挨拶レポート
2018年11月17日(土)より、『銃』がロードショー公開となる。芥川賞作家・中村文則が「偏愛している」という衝撃のデビュー作、映画化に当たりメガホンを揮ったのは『百円の恋』(2014年)『嘘八百』(2018年)の武正晴監督である。『銃』ストーリー夜、河原を歩いていた大学生の ...
勃て!秘めたるものよ『止められるか、俺たちを』井上淳一 舞台挨拶レポート
2018年10月28日(日)シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町)、公開3週目となる『止められるか、俺たちを』(監督:白石和彌/2018年/119分)の脚本を手掛けた井上淳一が、舞台挨拶に立った。『止められるか、俺たちを』ストーリー1969年春、21歳の吉積めぐみ(門脇麦)は、新宿のジャ ...
切なさは、愛への……『いつも月夜に米の飯』加藤綾佳監督 舞台挨拶レポート
人生でいちばん最後に食べるものって、何になるんだろう——?2018年10月27日(土)、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町)は舞台挨拶ラッシュで、レイトショーまで多くの映画ファンが観客席を埋め続けた。「3年ぶりですね……シネマスコーレに帰ってきました!」『いつも月夜 ...
古書は想いを繋げる『ビブリア古書堂の事件手帖』黒木華 野村周平 三島有紀子監督 舞台挨拶レポート
三島有紀子監督(『幼な子われらに生まれ』2017年/127分『繕い裁つ人』2015年/104分)待望の新作『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018年/121分)が、11月1日(木)よりロードショー公開となる。『ビブリア古書堂の事件手帖』ストーリー幼い頃のトラウマで本を長時間読むことが出来な ...
世界でたった一つの特別な恋 『エンジェル、見えない恋人』レビュー
人間以外のものを好きになる物語。私たちは、そんな作品を数多く観てきた。恋愛の相手は、様々だ。動物、植物、機械、疑似生命体、死人、亜人類……幽霊、妖怪、怪物、魔物、異星人、異次元人……はたまた、悪魔、神(もしくは、ハーフゴッド)……よくもまあ私たちは、多種多 ...