『銃』(主演:村上虹郎/2018年/97分)『イン・ザ・ヒーロー』(主演:唐沢寿明/2014年/124分)の武正晴監督の最新作『きばいやんせ!私』が、全国で公開されている。原作・脚本は、脚本家で映画監督の足立紳。武監督・足立脚本は、『百円の恋』(主演:安藤サクラ/2014年/113分) ...
立て!進め!謳歌せよ!『たちあがる女』レビュー
社会派映画アクション映画コメディ映画ロマンス映画ファミリー映画ピカレスクロマンハートフルドラマロードムービーミュージカルオフビート作品逃亡劇そんな作風が好みの映画ファン全てを満足させてしまう、驚愕の怪作が公開されている。ベネディクト・エルリングソン監督の ...
酒と、人と、映画と、出会う 『YUKIGUNI』渡辺智史監督ロングインタビュー
「雪国」の、カクテルの、そしてバーの秘密に迫り、井山計一の、バーテンダーの、そして家族の日常を活写する、ドキュメンタリー映画『YUKIGUNI』。名演小劇場(名古屋市東区東桜)での公開が、3月16日(土)からと間近に迫っている。よろしければ、こちらの記事もどうぞ謎を解く ...
謎を解くのだ夜更まで 渡辺智史監督ドキュメンタリー映画『YUKIGUNI』レビュー
バーには、ミステリーがよく似合う。なにせ、映画の世界を紐解いてみれば、バーに常駐する探偵がいるくらいである。ハードボイルドの生みの親、レイモンド・チャンドラーも、The first quiet drink of the evening in a quiet bar – that’s wonderful.(静かなバーで過ごす ...
【ええじゃないかとよはし映画祭】『ミスミソウ』内藤瑛亮監督 山田杏奈 舞台挨拶レポート
豊橋市や愛知県にゆかりの作品を上映する【ええじゃないか とよはし映画祭】も、今年が第3回の開催となる。3月9日(土)、穂の国とよはし芸術劇場PLAT(豊橋市西小田原町)に、上映作品『ミスミソウ』(監督:内藤瑛亮/2018年/114分/R15+)の舞台挨拶を取材した。登壇したのは、内 ...
イタリア・ネオレアリズモの系譜 『チャンブラにて』レビュー
イタリア半島の“つま先”レッジョ・カラブリア県に、チャンブラと呼ばれるストラーダ(通り)はある。そこでは太古より流浪の民として知られるロマ民族の一部が定住し、イタリア系コーカソイドから強い迫害を受けている。ピオ・アマートは、兄妹、父母、祖父母、伯父、叔母、 ...
守る、残す、想像する 『かぞくわり』塩崎祥平監督 弓手研平プロデューサー舞台挨拶
千三百年の古都・奈良より、怪作が届いた。大津皇子と中将姫の伝説、そして伝説を元に民俗学者・折口信夫が著した「死者の書」から着想を得たという『かぞくわり』だ。離れ離れで暮らす、否、同じ家で暮らしながらもバラバラな……「割れた家族」が巻き起こす数奇なドラマを ...
無垢と、衝動 『地蔵とリビドー』レビュー
歪に面取りされた円柱状の陶土に、無数に穿たれる穴、穴、穴、穴、穴。規則的に並んだようにも、無軌道に開けられたようにも見える点の一つ一つは、それは目と目、鼻と、口だと、吉川秀昭は言う。大きな紙に、寝転んで人物画を描く、岡元俊雄。自由な線を描き出すのは、墨汁 ...
祝!全国公開!!『ジャンクション29』BOYSANDMEN 水野勝 田中俊介 小林豊 本田剛史 舞台挨拶レポート
『ジャンクション29』(監督:ウエダアツシ、山田晃久/102分)……30歳を目前に控えた29歳の若者たちの悲喜こもごもを、軽妙かつ繊細に描いたオムニバス映画が、いよいよ2月22日(金)よりロードショー公開となった。よろしければ、こちらもお読みください映画版『ジャンクショ ...
太鼓よ 唄よ、鬼を祓え! 中江裕司監督ドキュメンタリー映画『盆唄』レビュー
ハアァ〜 あれは双葉の コォリャヤレッサな 寄せ太鼓よ〜胴太鼓と締太鼓が刻む簡素なリズムと、横笛の節回しに合わせ、歌い手が発するのは「双葉盆唄」である。そこは、福島県本宮市……双葉町から80km離れた避難所だ。「町自体が消滅状態じゃないですか。だから、残すって ...