パレスチナとは、ご存じの通り地中海東岸のシャーム(歴史的シリア)地方にある地域を指す。地名の由来は、紀元前13世紀頃に栄えたとされるペリシテ文明から取ったとする説が有力だという。そして、パレスチナ問題とは、一般的にはパレスチナにおけるユダヤ人とパレスチナ人に ...
写真に宿る大切な思い/熊澤尚人監督 主演 深川麻衣『おもいで写眞』レビュー
前作『ごっこ』(2018年)も記憶に新しい、名古屋出身の熊澤尚人監督。最新作『おもいで写眞』は、衝撃作だった『ごっこ』から一転、『ニライカナイからの手紙』(2005年)を思い起こさせるようなハートウォーミング作品だ。『おもいで写眞』ストーリー東京でメイクアップアーテ ...
おかえりなさい、天野千尋監督/『ミセス・ノイズィ』天野千尋監督 長尾卓磨 舞台挨拶レポート@伏見ミリオン座
『ミセス・ノイズィ』は、【第32回東京国際映画祭】スプラッシュ部門で評判となり、2020年12月に劇場公開されるや新型コロナ(COVID-19)禍にも拘らず大好評となった。20〜21年のベスト作品に選んだ観客も少なくない。※よろしければこちらもどうぞ※もしかしたら、あなたも… ...
永遠に響き渡る小夜曲/松本大樹監督『コケシ・セレナーデ』レビュー
【カナザワ映画祭2019】「期待の新人監督」部門で観客賞を獲得した『みぽりん』は、映画ファンに衝撃を与えた。『みぽりん』はメガホンを取った松本大樹監督にとって初の長編映画で、劇場公開されるや大盛況となり、コロナ(COVID-19)禍による緊急事態宣言を経て尚も各地で盛 ...
デンマーク発、わたしの小津さん/フラレ・ピーダセン監督『わたしの叔父さん』レビュー
溝口健二、黒澤明と並び、日本映画界の最高峰と称される、小津安二郎監督。国際的にも評価が高く、代表作『東京物語』(1951年)は2012年に英国映画協会『Sight&Sound』映画監督が選ぶ映画ランキングで第1位に輝いている。だが、実は小津安二郎監督作品、海外での評価は同時代 ...
膨らみ、萎み、魂は揺蕩う/『羊飼いと風船』レビュー
中国から、チベットの今を写す映画が届いた。雄大な自然を繊細な映像美で描きつつ、伝統的な信仰と現代社会の軋轢に翻弄される家族の物語。『羊飼いと風船』は、地球規模で人々の分断と邂逅が叫ばれる現代に相応しい、時代性と普遍性を併せもつ骨太な人間ドラマだ。 『羊飼 ...
映画『スイッチバック』がブラッシュアップ/【おおぶ映画祭2021】プレ上映会 舞台挨拶レポート
2020年9月19日(土)20日(日)、新型コロナ(COVID-19)禍による二度の延期を乗り越え、愛三文化会館(愛知県大府市明成町1丁目330)で開催された【おおぶ映画祭2020】。上映作品のうち『クレマチスの窓辺』(永 岡俊幸監督)『スイッチバック』(岩田隼 之介監督)の2本はワール ...
ハンガリー発 社会派ハートウォーミング映画/『この世界に残されて』レビュー
ハンガリーから、社会派ハートウォーミング映画が届いた。米アカデミー賞©(2020年)国際長編映画賞に選出され、ハンガリー映画批評家賞では3冠に輝いた、バルナバーシュ・トート監督『この世界に残されて』だ。『この世界に残されて』 ストーリー婦人科医のアラダール・ケ ...
少し大人になったところだ/【原恵一映画祭スペシャル『藤原啓治のひろしを見るゾ』】潜入記
2020年12月19日(土)、名古屋駅は新型コロナウイルス(COVID-19)第三波により自粛ムードが漂っていた。そんな夕暮れ時、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12)にはソーシャルディスタンスに気を配りつつ人々が集まっていた。恒例の自主企画【モーレツ!原恵一映画祭 in 名古 ...
星時、冬のホラー/【MIRAGE THEATRE Vol.2】開催
ご存知、ゴチソー尾張「美濃遠征シリーズ」、今回は冬の陣。12月12日(土)、喫茶 星時(岐阜県岐阜市神田町3丁目3 加藤石原ビル2F)にて、Cafe Mirageプレゼンツ【MIRAGE THEATRE Vol.2】が開催された。※よろしければこちらもどうぞ※
新型コロナ(COVID-19)第三波は岐阜県 ...